逆転サヨナラ打のJFE東日本・峯本 ヒーローインタビューで熱唱♪落合監督の誕生日祝う

[ 2019年7月24日 21:49 ]

第90回都市対抗野球第12日・準決勝   JFE東日本5―4東芝 ( 2019年7月24日    東京D )

<JFE東日本・東芝>落合監督(右端)の誕生日なのでヒーローインタビューでハッピーバースデイを歌う峯本(左端)(撮影・篠原岳夫)
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 前代未聞のヒーローインタビューだ。逆転サヨナラ打の興奮覚めないJFE東日本・峯本匠内野手(23)がマイクを握りしめた。 「今日は落合監督の(37歳の)誕生日です」とリポーターから振られると「ハイ!歌わせていただきます」と即答。「♪ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデーディア、監督…」と歌い、東京ドームを沸かせた。

 関西人らしくノリは抜群だが、左打者は打席では冷静だった。元DeNAの守護神・須田幸太投手(32)が延長10回に勝ち越しソロを喫したその裏。2死二、三塁から3回に先制2ランを放った今川優馬外野手(22)が申告敬遠された。

 マウンドの東芝・福本は左腕で当然の満塁策も「ラッキー。ヒーローになれる」とプラスに捉え3球目のスライダーを右前へ。「初球のスライダーを見送ったけど左なら最後も同じだろ」と読み勝った。

 試合中、落合成紀監督に声を掛けられた。「若手が日替わりで打っている。今日はおまえの日だろ」。3回戦は2年目の猪田和希捕手(19)がサヨナラ満塁弾、準々決勝はルーキー平山快内野手(23)が決勝二塁打。指揮官の予言を外すわけにはいかない。
 「立大で(4年時に)骨折しても獲ってくれた。恩返ししたかった。少し実りましたかね」。今大会チーム3度目のサヨナラ勝ち。峯本は指揮官と抱き合って喜んだ。

 初優勝へあと1勝。落合監督は「最高の誕生日でしたけど、明日(25日)勝ってもう一度」と話した。「ここまで来たら勝つしかない。今まで頑張ってきた意味がない」。殊勲のルーキーは、ナインの気持ちを代弁するように闘志を燃やした。

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