【岡山】創志学園・西「全部投げる」、最速149キロで6回零封

[ 2019年7月24日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 岡山大会3回戦   創志学園10―0倉敷古城池(6回コールド) ( 2019年7月23日    倉敷マスカット )

<創志学園・倉敷古城池>力投する西
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 甲子園に行くために創志学園(岡山)の西はマウンドに立ち続ける。先発で6回2安打無失点。二塁すら踏ませない好投で準々決勝進出を決めた後「これからは中1日の連戦。3試合全部で自分が投げ、甲子園に行く気持ちです」と表情を引き締めた。

 スタミナを温存するために「今日は打たせて取る投球を意識した」という。国内9球団のスカウトが見守る中、直球の最速は149キロ。球速ではなく「伸びのある球」を意識し、3―0の5回無死一塁では狙い通り二ゴロ併殺。6回65球と絶妙なペース配分だった。

 高校生投手ビッグ4の中では独自の道を歩む。大船渡・佐々木は、22日の準々決勝は前日に194球を投げたため登板しなかった。星稜・奥川はリリーフ登板のみで、横浜・及川も4回戦まで先発はなし。一方の西は1回戦から全3試合に先発している。

 長沢宏行監督は「僕は気が小さい。違う投手で負けた時に怖いだけ」と苦笑いするが、それだけエースに全幅の信頼を置いている証だ。(桜井 克也)

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2019年7月24日のニュース