【埼玉】昌平 2年連続8強“絶対エース”米山4回零封救援、自己最速144キロ

[ 2019年7月24日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 埼玉大会5回戦   昌平6―0聖望学園 ( 2019年7月23日    上尾市民 )

<昌平・聖望学園>4回無失点と好リリーフした昌平のドラフト候補左腕・米山
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 第101回全国高校野球選手権(8月6日から16日間、甲子園)は23日、34大会149試合が行われた。埼玉大会では昌平のドラフト候補左腕・米山魁乙(かいと)投手(3年)が0―0の6回から登板し4イニングを無失点救援。打線の援護を呼んで聖望学園を破り、2年連続で8強に進出した。24日は山形、山梨、新潟の決勝を含む30大会89試合が行われる。

 米山が0―0の6回から登板すると、明らかに球場の空気が変わった。自己最速を1キロ更新する144キロ直球軸に4回無失点。登板直後に打線の援護も受け、2年連続の8強進出に導いた。投げるたびに雄叫びを挙げ、気迫あふれるマウンドだった。

 「打たれる怖さはあった。でも、気持ちが乗れば乗るほどボールに伝わる。頭は冷静に内野を信じて打たせて取った」

 パワフルな投球が持ち味のドラフト候補左腕。1年から公式戦に登板。昨夏北埼玉大会2回戦で春日部共栄を破り、一躍名前をとどろかせた。ラストイヤーの今年は1月から2月前半まで1日おきに300球を投げ込んで夏に耐えられる体をつくり上げた。

 さらに4回戦翌日の21日には黒坂洋介監督の発案で、指揮官の駒大時代の後輩が住職を務める長光寺で40分座禅を組んだ。「最初は長いなあ、とか思ったけどだんだん体がフワッとして“無”になれた。凄く良い体験だった」と雑念や欲を捨て、投球に集中。走者を背負っても冷静に後続を断った。3球団のスカウトが視察し、ソフトバンク・永井智浩スカウト部長は「球速以上にボールは来ていると思う。十分候補」と評価した。

 今大会は初戦の2回戦に先発して以降、ここまで右腕・大沢が好調とあって3試合連続で救援登板。米山の負担軽減も兼ねた継投策がはまり、指揮官は「予定通り。エースが出ていくと良い流れが来る」とうなずいた。25日の準々決勝は昨夏破った春日部共栄と対戦。「昨年は勝ったけど別のチーム。村田君もいるし、楽しみたい」。自信をみなぎらせ、秋春県王者を再び黙らせる。(松井 いつき)

 ◆米山 魁乙(よねやま・かいと)2001年(平13)9月28日生まれ、さいたま市出身の17歳。小5から野球を始め、中学は杉戸ボーイズでプレー。昌平では1年春からベンチ入り。家族は両親と弟。憧れの選手はDeNA・今永。1メートル76、71キロ。左投げ左打ち。

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