巨人、サヨナラで連敗脱出!原監督の勝負手さく裂 1000勝にあと2

[ 2019年7月24日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人6―5ヤクルト ( 2019年7月23日    東京D )

9回無死一、二塁、サヨナラ安打を放ち手荒い祝福を受ける重信(左2人目)(撮影・後藤 正志)
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 巨人は23日、ヤクルトに6―5でサヨナラ勝ちし、連敗を4で止めた。代打の重信慎之介外野手(26)が9回にプロ4年目で初のサヨナラ打となる左越え二塁打を放った。22日に誕生日を迎えた原辰徳監督(61)に勝利をプレゼント。原監督は史上13人目の監督通算1000勝にあと2勝とした。

 原監督は頭に浮かんだ選択肢に「確率」で答えを出した。5―5の9回無死一、二塁。重信に「ヒッティングだ」と伝え、代打に送り出した。

 「どっちが確率がいいんだろうと考えた場合に、最初から思い切ってね」。相手守備が犠打を頭に入れる中、初球をフルスイングでファウル。フルカウントから左翼の頭を越した。重信にとって人生初のサヨナラ打。「思い切って打力にかけた。見事」と称えた。

 今季3度目のサヨナラ勝利。「確率」には裏付けがあった。

 (1)京セラドーム 今季わずか2試合の不慣れな球場に「人工芝というのはバントを簡単に決められそうで決められるものでもない」。ホームではあったが本拠・東京ドームと勝手が違う。

 (2)相手守備隊形 「バント態勢というのはかなりきつい状況になる」。重圧が生み出す犠打失敗の可能性を完全排除した。

 (3)50メートル5秒7の重信の足 「重信には足がある」。内野ゴロになっても打者走者は生き残り、併殺打の可能性は極めて低かった。

 一方で直前の無死一塁。メジャー時代を含めて犠打のないビヤヌエバにバントを命じ、意表を突かれた一塁手の村上の失策を誘った。28歳の若さで訪れた日本の野球に順応しようと日々励む姿に「チームに対する献身性というものも持っている」という見立てがあった。無死一、二塁と好機を拡大すると、二塁走者の岡本に代走・増田大を送り、試合を決める意思を込めた。

 打線組み替えも的中した。1番だった好調の亀井を5番に据え、1番に若林。初回に2人の安打を含む計5安打で、一気に4点を奪った。

 「まあ一つ言うならば、中押し、ダメ押しの点を取るのと、ボディーブローが少なくしておかないと」。通算1000勝にはあと2勝。優勝マジックは最短で27日に点灯する。(神田 佑)

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