【北北海道】江陵・古谷 今季高校左腕最速154キロ出た!スカウト絶賛

[ 2016年7月18日 05:30 ]

<江陵・旭川西>江陵・古谷(右)がスライダーで三振を奪う

第98回全国高校野球選手権北北海道大会2回戦 江陵5―1旭川西

(7月17日 旭川スタルヒン)
 プロ注目の江陵・古谷が初回、今季高校左腕最速となる154キロを2度マークした。今季の目標に掲げる155キロには届かなかったものの、自己最速を4キロも更新。

 5安打で1失点完投し「直球でもスライダーでも空振りを取れたのは良かった。スピードよりも勝ったことがうれしい」と笑顔で振り返った。

 150キロ超えは9球。縦のスライダーの切れ味も抜群で、毎回の12三振を奪った。視察した巨人の藤本茂喜スカウトは「初めて見たが、びっくりした。高校生の左で3本の指に入る」と高く評価した。ピンチになると、力を発揮する度胸もプロ向き。9回2死満塁。148キロ直球で、狙い通りに空振り三振を奪った。女房役の大井は「あいつはピンチで笑い、楽しんでギアを上げて抑えるんです」。初の8強で甲子園まであと3勝。北の怪腕から目が離せない。  (石川 加奈子)

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2016年7月18日のニュース