【埼玉】正智深谷 大逆転で引き分け再試合制した 8回5点差を逆転

[ 2016年7月18日 05:30 ]

<八潮南・正智深谷>8回1死満塁、逆転2点適時打を放った正智深谷・立谷はガッツポーズ

第98回全国高校野球選手権埼玉大会3回戦 正智深谷11―7八潮南

(7月17日 熊谷公園)
 正智深谷が大逆転劇をやってのけた。ドラマが起きたのは2―7の8回。押し出し四球と2本の適時打などで追い上げ1点差とし、1死満塁から3番・立谷が中前へ逆転の2点打。「みんな最後まで諦めずにやった結果。何としても勝とうと思っていた」と塁上でガッツポーズを見せた。

 さらに、5番・川尻は公式戦初本塁打となる左越え2ラン。この回、打者12人の猛攻で一挙9点を奪い、試合をひっくり返した。前日は延長15回の熱戦の末、2―2で引き分け再試合。心身ともに疲労は限界の中、勝利への執念で2日間、計24イニングの死闘を制した。

 田中貴晴監督は「こんなことあるんですね。凄いです、高校野球は」とナインの奮闘に感心しきり。立谷は「このまま波に乗って甲子園を目指したい」と初の聖地を見据えた。

続きを表示

2016年7月18日のニュース