【紅白リハ】石川さゆり “同い年”NHKホールで2年ぶり歌唱に感慨「戻って歌い納め。うれしい」

[ 2022年12月29日 20:37 ]

<第73回NHK紅白歌合戦リハーサル>フォトセッションに臨む石川さゆり(撮影・小海途 良幹)
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 大みそかの「第73回NHK紅白歌合戦」(後7・20)のリハーサル2日目が29日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、石川さゆり(64)が、“同い年”の同ホールでの歌唱に思いを口にした。

 コロナ禍や改装工事もあった同ホールでの開催は2年ぶり。有観客での同ホール開催は3年ぶりとなる。10月に同所で50周年公演を行った石川は、「NHKホールを離れて紅白が行われましたので、またこのNHKホールに戻って歌い納めさせていただけるのがうれしいです」と、当たり前ではないという思いをかみしめた。

 今年で45回目の紅白。女性歌手の最多記録を更新中で、そのほとんどがNHKホールでの歌唱だ。「私と同級生、同じ時に開館になりました。(開館が)デビューした同じ年の、もうちょっと後だったんですけど、同級生です」と愛着を告白。数々のコンサートで人々を感動させてきた名館に思いをはせ、「このホールが皆さんにいろんなエンターテインメントを届けていく。時代の中で、時代とともに、いろんな歌い手たちが頑張っていける場所なので、私もこのホールと同じようにやってきたんだなと思うと、すごくうれしくもあり…。そういうのもあって、今年は50周年をNHKホールでやらせていただいたんです。うれしいですね」と語った。

 リハーサルでは、オーケストラや和楽器の荘厳な演奏に合わせ、黒ずくめの衣装で「天城越え」をパワフルに歌った。大河ドラマのワンシーンのようなダイナミックさには、争いが絶えない世界へのメッセージが込められている。「争うことじゃなくて、“ちゃんと手をつないで、みんなで超えていかなければいけないことがいっぱいあるよ。私たちは国とかじゃなくて、地球人になろうよ”と。そういう思いで『天城越え』を作りましょうと言って作った。そういうものを感じてもらえる音楽であれば」と、願いを口にした。

 73回目を迎える今年の紅白は、司会を大泉洋(3年連続)と橋本環奈(初)桑子真帆アナウンサー(2年ぶり4度目)が務める。スペシャルナビゲーターとして「嵐」の櫻井翔も参加する。

 ゲスト審査員は「嵐」松本潤、プロフィギュアスケーター羽生結弦さん、プロ野球ヤクルト村上宗隆内野手、サッカー日本代表森保一監督、女優・芦田愛菜、黒柳徹子、福原遥、歌舞伎俳優・坂東彌十郎、アーティスト西村宏堂、新国立劇場舞踊芸術監督の吉田都氏が務める。テーマは「LOVE&PEACE―みんなでシェア!―」。

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