【紅白リハ】鈴木雅之 94年大ヒットの代表曲 リハは急きょ非公開も「精いっぱいラブソングを届けたい」

[ 2022年12月29日 14:48 ]

<第73回NHK紅白歌合戦リハーサル>フォトセッションに臨む鈴木雅之(代表撮影)2022年12月29日撮影=NHK放送センター 
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 大みそか「第73回NHK紅白歌合戦」(後7・20)のリハーサル2日目が29日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、3年連続5回目の出演となる歌手の鈴木雅之(66)が意気込みを語った。

 ソロデビュー36年となる鈴木は“ラブソングの王様”という異名を持ち、近年では“アニソン界の永遠の大型新人”と評されるなど、アニメシーンでも活躍しており、若い世代にもその人気が広げている。今回は94年の大ヒットした代表曲「違う、そうじゃない」を歌唱。一発撮りのパフォーマンスで人気のYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で520万回以上再生され、人気となった楽曲だ。

 当日のリハーサルは急きょ非公開に。「今回は『違う、そうじゃない』というYouTubeとかそういうところでの映像発信でもいろんな世代に支持していただいて、それを今回届けるので、僕のパーマネントのツアーのバンドメンバーを全員呼んで、ライブ感を持った形で届けるという意味ではとても楽しみにしていました」と鈴木。「今回3年連続で出場させていただくということで、今年の歌い納めという意味も込めて精いっぱいラブソングを届けたいと思います」と意気込んだ。

 今年の紅白のテーマは「LOVE&PEACE」。自身に「ピッタシですね」と笑った鈴木は「タイトル通り、愛と平和。人と人とをつなげるラブソングマジックがあると思う。ラブソングを届けるボーカリストという肩書きに誇りを持っていますから、“LLOVE&PEACE”は僕にとってはとても大切なメッセージ」とし、「ここ何年かコロナ禍で思うような活動ができなかったアーティストたちもたくさんいる。僕は音楽は心のワクチンと言いながら音楽を届けてきた。音楽は心のビタミンなんだ!という気持ちで、“LOVE&PEACE”を届けられれば」と話した。

 今年、再びヒットした「違う、そうじゃない」を披露することについては「僕はソロになってボーカリストとして、ラブソング、バラードを丁寧に届けるボーカリストになりたいと、その目標を持ちながら歌い続けてきた。イメージとしてはバラードや、デュエット、ワインが似合うようなイメージがあると思うが、とてもビートのある曲も大好きで、ダンスミュージックというか、その最たるものがこの『違う、そうじゃない』と思っている。前に向かっていく1つのメッセージにもなってると思う。今、新たに届けるという意味では、自分にとって大切な楽曲だと思う」と思いを明かした。

 今年はコロナ禍の影響で1年遅れたソロデビュー35周年ツアーも開催。この1年を振り返り、漢字1文字で表すと「告」だといい、「鈴木雅之なりにメディアを通してラブソングを届けてこられたことは間違いない。1年、みんな頑張りましたね!という意味」と説明。さらに、主題歌を担当したアニメ「かぐや様は告らせたい」のタイトルにも「ちょっとだけひっかけて」と笑った。

 73回目となる今年の紅白の司会は大泉洋、橋本環奈、「嵐」櫻井翔、同局の桑子真帆アナウンサーの4人が務める。昨年同様に紅組、白組などの区別を付けず「司会」の肩書で統一する。大泉は3年連続、橋本は初の大役となる。櫻井は嵐で5度経験し、個人でも2019年以来3度。桑子アナも2年ぶり4度目となる。

 ゲスト審査員は「嵐」の松本潤、プロフィギュアスケーターの羽生結弦さん、プロ野球ヤクルトの村上宗隆内野手、サッカー日本代表の森保一監督、女優の芦田愛菜、黒柳徹子、福原遥、歌舞伎俳優の坂東彌十郎、アーティストの西村宏堂、新国立劇場舞踊芸術監督の吉田都氏が務める。テーマは「LOVE&PEACE―みんなでシェア!―」。今年は2年ぶりに改修工事を終えたNHKホールで開催。有観客でNHKホールで行うのは、19年以来となる。

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