ミュージカル「エリザベート」　花總まり体調不良　ダブルキャストの愛希れいかで初日

女優の花總まり
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　人気ミュージカル「エリザベート」の大阪公演が29日、梅田芸術劇場で開幕した（来年1月3日まで）。この日、タイトルロールを演じるはずだった花總まりが体調不良のため、急きょダブルキャストの愛希れいかが務めての初日。

　スタンディングオベーションも起こったカーテンコールでは、愛希が突如「ごあいさつさせてください」と声を震わせ満員の客席に話し始めた。「本当にダブルキャストは一心同体で、いろんな思いを共有させていただきここまでさせてもらって…。私は泣き虫なもので、いっぱいっぱいになってしまった時も花總さんがいつも助けてくださいます」と涙がこらえられなくなると、大きな拍手が湧き起こった。

　ここまで、宝塚歌劇団の大先輩でもある花總に支えてもらったことにも触れ、「一日も早く元気になっていただくよう祈って、花總さんのことを胸に精いっぱい務めて参ります」と締めくくった。

　さらにトート役の古川雄大が「何より大阪の初日を中止にすることなく、できたことをうれしく思います」などとあいさつ。「大変な状況が続いていますが、ぜひ寛大な心で受け止めてもらえると幸せです」と話した。

　同公演は30日午後5時開演の部を中止とし、来年1月1日以降については30日には改めて発表するとしている。