ハリセンボン・近藤春菜 「角野卓造じゃねーよ」が生まれた瞬間を語る「おうむ返ししかできなかった…」

[ 2022年12月29日 13:48 ]

「ハリセンボン」の近藤春菜
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 お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜(39)が、28日放送のNHK特番「笑いの正体」(水曜後10・45)にVTR出演。自身のツッコミは、テレビ番組がきっかけで生まれたと明かした。

 この日の番組は「ツッコミ芸人」をテーマに近藤春菜やさまぁ~ず・三村マサカズ、フットボールアワー・後藤輝基らにインタビューを行った。

 近藤は「養成所の時に漫才のネタ見せをしても、講師の方に“はるかのボケはいいんだけど、春菜はツッコミじゃなくてあたふたしてるだけだ”って言われて…」とダメ出しを受けていたことを回想。「ツッコミワードとして関西弁みたいに“何でやねん”とか、キレのある言葉が東京出身なのでなくて、しかも女性というところであまり強い言葉を使いすぎると、引かれちゃうんじゃないかってのもあったり、すごい悩みましたね」と女性ツッコミならではの苦悩を明かし「声のトーン、ワードのチョイス、男性よりも難しいんじゃないかなと思いますね」と語った。

 ツッコミに悩む中、転機が訪れたのはテレビ朝日「ロンドンハーツ」に出演したことだったという。近藤は「女芸人格付けってコーナーがあったんです。ほとんどの方が(自分を)知らない状況で“角野卓造さんに似てます”って言ったんです。覚えていただこうと思って」と角野卓造に似ていると自己紹介。「そしたら、(田村)淳さんがそこから何か振ってくださる時に“角野さんどう?”って。その時2年目でツッコミ技術もないし、おうむ返ししかできなかったので、“角野卓造じゃねーよ”って言ったんです。そしたらその場がウケた」と代名詞とも言えるツッコミが生まれたと振り返った。

 近藤は「この方も似てる、この方も似てる、このキャラクターも似てるって世界中にいて、今では1年に1人ぐらい新しい(似ている)方が現れてという感じですね」と語り、淳に感謝していた。

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2022年12月29日のニュース