【紅白リハ】緑黄色社会、初紅白は4人の合作「Mela!」で 「その曲で新しい景色…うれしい」

[ 2022年12月29日 10:49 ]

<第73回NHK紅白歌合戦リハーサル>フォトセッションに臨む緑黄色社会の(左から)peppe、穴見真吾、長屋晴子、小林壱誓(代表撮影)2022年12月29日撮影=NHK放送センター
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 大みそか「第73回NHK紅白歌合戦」(後7・20)のリハーサル2日目が29日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、人気バンド「緑黄色社会」が初の紅白への意気込みを語った。

 高校の同級生3人と、幼なじみの4人で12年に結成。10周年の節目に迎える大きな舞台は、4人の絆を見せるステージになる。紅白で披露する「Mela!」は、2年半前に発表した楽曲ながら、サブスクリプション(定額聴き放題)の総再生回数2億回を超える超ロングヒット曲。ボーカル・ギターの長屋晴子(27)は「『Mela!』という曲は、メンバー4人全員で作った曲なんですよ。この数年でメンバーと一緒に成長してきたような曲で、いろんな景色をたくさん見てきました」と、楽曲への思いを吐露。「その曲でまた新しい景色を見られるというのはうれしい気持ちでいっぱいなので、とにかく楽しみたい」と、初の紅白を心待ちにしていた。

 リハーサルには、4人そろいのワインレッドの衣装で臨むなど、一枚岩の結束を象徴するようだった。長屋の伸びやかな歌声と、ポップで耳なじみのいいメロディーがNHKホールを包んでいた。

 今年は9月に初の日本武道館公演を行うなど、節目の1年に大きな舞台にも立った。今年の漢字1文字を問われると、長屋は「今年はこれしかない」と、“十”を選んだ。「結成して10年になったんですよ。10年という年で数字でしかないかもしれないけど、スペシャルな年にしたいと思っていて、9月には初めての日本武道館2daysライブをすることができて、そういう経験もあって、しかも今年こういうふうに、一番最後に紅白に出場させていただけることになって、自分たちが思っていたようなスペシャルな年になった」と、言葉の端々に充実感をにじませた。

 73回目を迎える今年の紅白は、改修工事を終えたNHKホールで2年ぶりに開催。同所での有観客での開催は、3年ぶりとなる。司会は大泉洋(3年連続)と橋本環奈(初)桑子真帆アナウンサー(2年ぶり4度目)。スペシャルナビゲーターとして「嵐」の櫻井翔も参加する。

 ゲスト審査員は「嵐」松本潤、プロフィギュアスケーター羽生結弦さん、プロ野球ヤクルト村上宗隆内野手、サッカー日本代表森保一監督、女優・芦田愛菜、黒柳徹子、福原遥、歌舞伎俳優・坂東彌十郎、アーティスト西村宏堂、新国立劇場舞踊芸術監督の吉田都氏が務める。テーマは「LOVE&PEACE―みんなでシェア!―」。

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