若新雄純氏 コロナ位置づけ“5類変更”問題「人間がつくったルールなんで、ちょっと調整すれば…」

[ 2022年12月29日 14:29 ]

東京・六本木のテレビ朝日
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 プロデューサーで慶大特任准教授の若新雄純氏が29日、コメンテーターを務めるテレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)に出演。政府が新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けについて、厳しい措置を講じることができる現在の「2類相当」から、季節性インフルエンザ並みの「5類」に緩和する方向で検討に入ったことについて言及した。

 アドバイザリーボードは、見直しした場合の影響について見解案をまとめ、年明けに公表する方針。政府は、専門家の慎重意見も踏まえ、医療費などの公費負担は当面維持することを含めて検討し、今冬の「第8波」の推移も見つ、来年春にも見直す見込みとなっている。

 若新氏は「この引き下げに関してはすっごい長い間、議論されてましたよね。そして5類になると、間に保健所が入らないからって話なんですけど、そもそも今までの段階も、逆に保健所を介すということに関しても、保健所がうまく対応しきれなったりとか、保健所が全部さばかないといけないという状況について見直さないといけないとか改善しなきゃいけないっていう議論もあったわけじゃないですか」と言い、「これは人間がつくったルールなんで、ちょっと調整すればいい話。コロナって今年始まったんでしたっけ、みたいな。3年かけてやってきて、5類に変えるとなぁって、そんなことはみんな分かってますって」と指摘した。

 そのうえで「結局、そうなってくると、あとはひたすら医療現場の方をどう助けていくかってことは大事ですけど、生活している国民はもうなんでもいいよと。もう知らないよと自分たちの生活を優先して、自分たちが行動したいように行動するって、国民と国ってコミニュケーションが全然できない状態になっちゃったなってあきれ返っているなと思ってて、なんでこんな話になるのかなと。いいじゃない、そうしたら新しい調整機関つくれば。準備できる期間があったと思うんですがね」と自身の思いを話した。

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2022年12月29日のニュース