ラサール石井 “役者・上島竜兵”を語る 感情が全て顔に出る人「透明なパイで麻雀してるようなもの」

[ 2022年12月29日 06:15 ]

激動2022 上半期著名人レクイエム

08年、舞台「わらしべ夫婦双六旅」>公開稽古を終え、会見に出席する上島竜兵さん(左)とラサール石井
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 ◆上島竜兵さん 5月11日死去 享年61

 演出家でもあるコント赤信号のラサール石井(67)は“役者・上島竜兵”を間近で見てきた。長年、上島さんが出演した志村けんさん主演舞台「志村魂」の演出を担当。「うまいとか下手ではなく、グッと芝居に入る人だった。竜ちゃんは立っているだけで役者としての仕事ができていた。それは芸人としての面白さとは、また違う才能なんですけどね」と話す。

 だから演出家として、上島さんには特に駄目出しをしなかった。ところがある日、不安そうな表情で近づいて来て「石井さん、僕大丈夫ですか?」と聞かれた。「そうか、褒めてほしいんだなと気づいたんですね。その後の稽古で“竜ちゃん、いいよ”と言ったら、凄くうれしそうだった」と振り返った。

 感情が全て顔に出るタイプ。「カッコつけてるつもりでも、全部気持ちが出ちゃってた。透明なパイで麻雀してるようなものでしたよ。でも、そういうところがみんなから慕われるところなんじゃないかな」と語る。

 ラサール演出の舞台で共演した藤山直美(64)は、「お父ちゃん見てるみたいや」と最高の褒め言葉を言った。上島さんを喜劇王・藤山寛美に例えたのだ。上島さんは「うそだろ!?」と、驚きと喜びの表情を見せていたという。

 「竜ちゃんとのツーショット写真がないんですよ。撮っておけばよかったなあ。いつでも撮れると思っていたから…」。突然の別れを残念がった。

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