「DA PUMP」ISSAは本名 「一茶」に込められた母の思いに「凄い誇らしくなって」

[ 2022年12月29日 18:56 ]

DA PUMPのISSA
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 ダンス&ボーカルグループ「DA PUMP」のISSA(44)が28日放送のテレビ朝日「あなたの知らない あなたが生まれた日」(後11・15)に出演。名前の由来を明かされる一幕があった。

 芸能人が生まれるまでの家族の出来事を、親へのインタビューを通してドラマで再現し、意外と知らない「生まれた日」を深掘りしていく番組に、ISSAの母・純子さんがVTRで登場した。

 ISSAは3人きょうだいの真ん中として、現在は沖縄市となった旧コザ市で育ち、ISSA(一茶)は本名だという。純子さんはISSAの父で日本人と米国人の間に生まれた求さんと、第1子妊娠をきっかけに結婚し、子育てのために故郷の沖縄に帰ることに。その際純子さんは心に決めていたことがあったとし、「もし男の子が生まれたら、一茶ってつけようっていうのは、かなり前から。ベビーが生まれたら、もう一茶って(決めてました)」と明かした。

 中学校の授業で出てきた、江戸時代の俳人・小林一茶の俳句に感動したためだとし、「スズメだったり、小さな生き物に対しても、ああ、優しい人なんだなっていうのは凄くありました。ああいう子になってくれる子供だったらいいかなって。それで一茶って」と純子さん。だが最初に生まれたのは女の子。「女の子だから最初の子が。どうしようと思ったけど、でも外国行っても通用しそうなチャーミングな女の子になってほしいっていうことで茶美ってしました」と語った。

 長女の誕生から2年がたった1978年、第2子を妊娠。「次は男の子。絶対男の子だろうなって思ってました。よく言うけど、おなかの形で男の子じゃない、女の子じゃないって言いますよね。それもあって、もう名前決まったと思いました」と回顧した。誕生7カ月前には切迫流産であることを医師から告げられ入院したが、「必死っていうか、どうにかここの中にとどまって。絶対生まれてくる、絶対大丈夫だとしか思わないっていうか、言い聞かせるって感じ」と乗り越え、容体も落ち着き無事退院。そして12月には無事に出産したとした。

 生まれて来たのは男の子だと知った純子さんは「やったー、いっちゃんだ、一茶だって。ばんざーいと思った」。初めてかけた言葉は「私のところにいっちゃんが来てくれたってことに対してのありがとう。絶対男の子で、一茶って子を産もうと思ってたから、それのありがとう。ちゃんと産まれてきてくれて、それもありがとう。その中にはいろんなありがとうの意味があって」と明かすとともに、ISSAの顔立ちについては「はっきりしてるっていうか、鼻が高くて、赤ちゃん?ベビーの顔じゃない。宇宙人みたいな…」と表現した。

 純子さんは最後にはISSAに向け、「いっちゃん、44年間、ママの子供でいてくれたこと、これからもママの子供でいることに感謝です。私は普通のお母さんなんだけど、一番大事なもの、一番の宝物を授かったと思ってます。これからも楽しんで、前へ前へ進めるように願ってます」とメッセージを送った。

 スタジオでVTRを見たISSAは名前について「これ本当に僕小さい時から、一回も嫌だと思ったことなくて」と告白。「やっぱり小林一茶さんからっていう話も聞いて、なんだろう、その句を読んだりすると、やっぱり自然だったり動物だったりなんか小さな生き物に対してもすべて生きてるものに対しての優しさみたいなものを感じたときに、そういう思いを込めてつけてくれたんだっていうのが凄い誇らしくなって。だからこの世界でデビューしようと思った時も、そのまま名前をアルファベット表記にするだけで。一瞬ね、芸名っぽくも聞こえるし、すごいこの名前で良かったなってつくづく思います」としみじみと話した。

 加えて自身の弟は「二にお茶の茶で二茶(ニーチェ)って。ドイツかどっかの哲学者から来てるんですけど」と明かし、「一の次は単純に二しかないですよね。その次がいなくて良かったなという。その次三茶になりますからね。三軒茶屋になりますから。全然話が違ってくる」と笑わせた。

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2022年12月29日のニュース