石井竜也 米米の大ヒット当時はステージ優先主義「貯まっていかないんですよ、お金」

[ 2022年12月11日 20:45 ]

石井竜也
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 今年で結成40周年を迎えた人気バンド「米米CLUB」の石井竜也(63)が、11日放送のBSフジ「霜降り明星のゴールデン☆80’S」(日曜後8・00)にゲスト出演し、音楽性やステージの裏話を披露した。

 82年に結成し、85年にメジャーデビュー。結成のきっかけについて石井は、「学校が同じだったという。あと隣同士だったりとか、妹がいたりとか親戚付き合いみたいな(関係性)」と明かした。

 当初はファンキーな楽曲が多かった。「ほんとバカな曲が中心だったんです。ファンクというリズムを使って。Pファンクというのが好きだったんですね、みんなね。だいたいブラックミュージックがみんな好きだった」というが、石井の好みは少し違った。「僕だけイギリス系アーティストが好きで。だから、音楽の話をしないというのが鉄則でした。違うから。合わないから。いろんなジャズの人の名前言われても、“へえ…なるほどね”とか、そういうことしか返せないんですよ」。お互いの領域は尊重しつつの活動だったという。

 それでも、メンバーに共通した価値観もあった。「そこでグループで一つになるのは、おもしろいってことだったんですよ。これはおもしろいよねということは、みんなで一つになれるじゃないですか。そこしか一致しない」。そのため、当時はコミックソングのような楽曲も多かった。

 米米CLUBといえば、ボーカルにダンサー、ホーンセクションなど、大人数による大豪華なステージが特徴。そこには、石井の考えがあったという。「貯まっていかないんですよ、金が」とポロリ。「今回もチケットだけで2億だぜってなったら、“そうか、2億だったらステージ2億のを作れるな”って。みんなに渡ったって言っても、60万くらい残しておけばいいかって」。収入の大半は、次のステージを作るために投資したといい、「ステージはどこか自分たちの聖域みたいなふうに思ってましたね。“全チカラ”をそこに集中する場所と考えてました」とポリシーを明かした。

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2022年12月11日のニュース