みたらし加奈氏 岸田首相の防衛費増、財源の説明に「財源について…からくりみたいに私は思ってしまう」

[ 2022年12月11日 15:43 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 臨床心理士で、SNSでメンタルヘルスやLGBTQに関する情報を発信している、みたらし加奈氏が11日、TBS「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。岸田文雄首相が10日夜、臨時国会閉幕を受けて官邸で記者会見し、防衛費の増額について説明したことに言及した。

 岸田首相は、防衛費の増額に伴う増税方針について「防衛力を強化する財源は不可欠だ。未来の世代に対する責任だ」と述べ、理解を求めた。「増税が目的ではない。防衛力の強化、維持が目的だ」とも強調し、借金となる国債発行で対応する可能性は「責任を取り得ない」と否定した。防衛費増額に関し「安全保障政策においても、財政政策においても大きな転換点だ」との認識を示した。

 みたらし氏は「広島にもルーツがある岸田さんがこうやって戦争被爆国としてこういった方針を出すっていうところは、もっと慎重に考えてほしいなと思います」とし、防衛費増に「本来、歳出予算というのは、政策目的、課題に対する手段とか、それにかかる費用を丁寧に積み上げて編成されるものだと私は思っていて、なので今の不安定な国際社会に乗っかって徴取目的で防衛費ですよって言いつつ、徴取対象を法人税にすることで、国民の負担はないですよって見せかけながら増税をなんとなく受け入れやすいように感じさせるからくりみたいに私は思ってしまう。よりそこが政治への不信感が強まるなと思いました」と指摘した。そして、財源について「企業はすでに高い法人税を払っていると思うんですけど、これ以上、法人税率上げたら賃上げとかにもかかわってきますし結局、個人の負担にのしかかってくると思う。子育て予算が財源がないって放置されたりもしているので、すごく恐ろしい判断だなあと思います」と自身の受け止めを述べた。

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2022年12月11日のニュース