桂文枝 社会人落語日本一決定戦は「レベルアップしてる」 優勝者は家族に「愛してるよ~」と絶叫

[ 2022年12月11日 15:40 ]

「第14回社会人落語日本一決定戦」で優勝した園田光さん(ひかる亭源氏)と大会統括の桂文枝(右)
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 「第14回社会人落語日本一決定戦」の決勝大会が11日、大阪・池田で開催され、千葉市から参加したひかる亭源氏さん(34=本名・園田光)が「大工調べ」で優勝。優勝賞金30万円を手にし「まさか優勝できるとは思ってなかった。驚いてます」と語った。。

 アマチュア落語家の第14代名人に輝いたのは日大芸術学部落語研究会出身の園田さん。日大落研同期の友人から誘われ出場し、栄冠を手にした。ネタのマクラで、妻から師走の忙しい時期に、また子どもが生まれて間もない12月に、大会に出ることをチクリとされたが、自宅を出発する際に「頑張って」との手紙を受け取ったそうだ。審査した大会統括の桂文枝(79)から「これで奥さんに30万円を持って帰れますね」と言われて感無量の面持ち。「彩香、紬、愛してるよ~」と舞台上で妻、生後7カ月の名前を絶叫し、笑いを誘った。

 2009年にスタートした日本で初めてのアマチュア落語家による全国大会。今年は全国から295人の応募があり、一次審査を通過した23~86歳までの148人が予選会に出場。10日に池田市内の6会場で予選に挑み、10人が池田市民文化会館での決勝進出を果たした。

 文枝は「テクニック的にレベルアップしてる」と総評。「社会人としての生き様を見せてもらえました」と出場者全員の健闘を称えた。

 準優勝は浪遊亭春乃(61=本名・荻野紀子)、3位は都亭エリザベート(63=椋本友子)、池田市長賞はおきらく亭すい好(62=宜野座一)。

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2022年12月11日のニュース