ヤクルト、激闘の末に引き分け 主砲・村上は欠場で打率.317 あす神宮で最終戦!56号目指す

[ 2022年10月2日 18:12 ]

セ・リーグ   ヤクルト3ー3阪神 ( 2022年10月2日    甲子園 )

<神・ヤ25>9回、勝ち越しにバットを手に笑顔を見せる村上(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 ヤクルトは延長12回の激闘の末、阪神に3―3と引き分けて今季4度目のドロー決着。注目の主砲・村上宗隆内野手(22)は先発メンバーを外れ、最後まで出場しなかった。

 1964年に王貞治(巨人)が記録した日本選手シーズン最多55本塁打に並んでいる村上はベンチスタート。この日、打席に立つことなく打率は.317のままだった。チームは残り1試合で、あす3日にDeNA戦(神宮)を控える。史上最年少となる令和初の3冠王は決定的。今季リーグ全体の最終戦でもある一戦では3冠王とともに“王貞治超え”の偉業を目指すことになる。

 試合は、先発右腕・サイスニードが3回まで1人の走者も出さない完全投球。4回には先頭・中野に内野安打を許し、はじめて走者を背負うも、糸原を併殺、近本を二ゴロに抑えた。5回まで無失点。6回、2死二、三塁から熊谷を三ゴロに打ち取ったが、三塁手の赤羽打球処理にもたつく間に先制を許した。7回4安打1失点と好投したが、今季10勝目はならなかった。

 打線は阪神の投手陣に要所を抑えられた。6回2死無走者から塩見が左前打、松本友が右前打と連打で2死一、三塁。だが、キブレハンが中飛に終わった。しかし、このままでは終わらない。9回1死一、二塁から宮本が中前適時打を放ち、土壇場で同点に追いつくと、2死後に長岡が中前打で満塁とチャンスを広げた。すると、古賀の遊撃への内野安打で勝ち越しに成功。なおも、満塁で代打・山崎が押し出し四球を選んでリードを2点に広げた。

 だが、3―1となって迎えたその裏だった。守護神マクガフがマウンドに上がるも安打と四球で1死一、二塁のピンチを招き、梅野に左前適時打、代打・栄枝に右前適時打を許して同点に追いつかれた。続く佐藤輝を敬遠し、高寺を空振り三振に打ち取ると、試合は延長戦へ突入。延長10回には1死から3連打で満塁のチャンスを築いたが無得点。その後もお互い得点は入らず、ヤクルトは9月17日の中日戦(バンテリンD)以来となる今季4度目の引き分けとなった。

続きを表示

この記事のフォト

2022年10月2日のニュース