槙原寛己氏 4位に終わった巨人「ポスト菅野&坂本」の育成がV奪回のカギに

[ 2022年10月2日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人0―1DeNA ( 2022年10月1日    横浜 )

槙原寛己氏
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 【槙原寛己 視点】巨人は防御率も打率もリーグ最下位(10月1日時点)。4位というのも当然の結果といえる。投打でチーム全体をつくり直さなければいけない時期に来ていることは明らかだ。

 投手陣は大勢が抑えに収まったことで一応格好はついたが、中継ぎはまったく形にならないまま。救援陣の厚みではヤクルトやDeNAに大きく差をつけられた。先発は開幕から山崎伊、赤星、堀田らがローテーションに入り一定の結果を残した。ただ30試合を消化したあたりから相手チームに研究され壁にぶつかった。絶対的な存在だった菅野に陰りが見える中、世代交代が思ったほど進まなかった。制球を磨くなど若い先発陣には経験を来季に生かしてほしい。

 野手陣は主軸の坂本が抜けたりすると若手では補えない。安定して3割20本を打ち、打線の支柱だった坂本に同じような数字を求め続けるのは酷だ。ポスト坂本の育成は急務。投打の世代交代が実現できなければV奪回は難しいと思う。(スポニチ本紙評論家)

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2022年10月2日のニュース