九州学院・村上慶太が国体でアーチ 兄・村上宗隆を「村上慶太の兄と言わせるように頑張りたい」

[ 2022年10月2日 12:00 ]

栃木国体 1回戦   九州学院4―6聖光学院 ( 2022年10月2日    宇都宮清原 )

<聖光学院・九州学院>5回、ソロを放つ九州学院・村上慶(撮影・藤山 由理)
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 栃木国体が開幕し、九州学院(熊本)は聖光学院(福島)との初戦に挑んだ。ヤクルト・村上の弟で、プロ志望届を提出している村上慶太内野手(3年)は「4番・一塁」で先発出場し、4打数2安打1本塁打で3打点。4―6で聖光学院に敗れたが、悔いのない表情で試合を振り返った。

 「甲子園にも出れて、甲子園ベスト8というチームで国体にも出れたので、本当にきょう、楽しかったですし、皆にありがとうと伝えたいですね」

 1メートル90、94キロの体躯を備える左のパワーヒッター。初回の第1打席は四球を選んで出塁すると、0―2で迎えた3回に中前2点適時打を放って同点に追い付いた。

 さらに2―3で迎えた5回には逆方向の左越えに同点ソロ。甲子園でも活躍した聖光学院のエース右腕・佐山が投じた133キロ直球に快音を響かせた。

 「良い形で打てた。入ってくれてよかったと思います。いろいろな方々の支えがあって結果が残せた。感謝の気持ちでいっぱいです」

 今夏は自身初の甲子園に出場し、3試合で打率・250、0本塁打、1打点の成績を残した。甲子園大会後も成長を続け、最後の試合で結果を残した。兄と同じプロ野球の舞台を目指し「自分のプレーで村上宗隆を、村上慶太の兄と言わせるように頑張ろうと思います」とほほえんだ。10月20日に開催されるドラフトで吉報を待つ。


 ◇村上 慶太(むらかみ・けいた)2004年(平16)11月11日生まれ、熊本市出身の17歳。託麻南小4から軟式野球を始める。中学時代は熊本東リトルシニアに在籍。高校では1年秋からベンチ入りした。高校通算本塁打は6本。50メートル走6秒24。遠投96メートル。超えたい選手は兄のヤクルト・村上。憧れの選手はエンゼルス・大谷。1メートル90、94キロ。右投げ左打ち。

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