巨人・菅野智之 今季最終戦で粘投、5回零封 2年ぶり2桁勝利の権利を得て降板 MAX150キロ

[ 2022年10月2日 16:10 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2022年10月2日    横浜 )

<D・巨>巨人先発の菅野(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 巨人のエース、菅野智之投手(32)がDeNA戦(横浜)に先発登板。走者を出しながらも粘りの投球を見せて5回7安打無失点と好投し、2年ぶり8度目の2桁勝利となる今季10勝目の権利を得て降板した。

 チームは前日の敗戦で5年ぶりBクラスとなる4位が確定。逆転でのクライマックスシリーズ(CS)を逃してから一夜明けた今季最終戦にエースの意地を懸けて臨んだ。

 幸先良く、味方打線が初回に丸の適時打で先制。その裏、菅野は1番・桑原にいきなり四球を与えるも無失点で切り抜けると、2回は1死から3連打されて満塁とされたが、ここも無失点。3回、4回、5回と先頭打者に安打を打たれたが、要所を抑えてスコアボードに「0」を並べ続けた。

 前回登板した9月25日の中日戦(バンテリンD)では5試合連続で3回までに先制を許すなど5回途中8安打4失点で降板し、今季7敗目。だが、この日は初回に先制した味方打線が3回にも2番手右腕・ロメロの乱調につけこんで無安打で2点を追加したこともあり、3―0で5回を投げ切り、勝利投手の権利を獲得した。直後の6回、先頭で打席が回ると代打・中島が出て降板となった。

 菅野の投球内容は5回で打者19人に対して69球を投げ、7安打無失点。2三振を奪い、与えた四球は1つ、直球のMAXは150キロだった。

 なお、巨人のシーズン2桁勝利最多記録は堀内恒夫の13度。菅野は8度目の2桁勝利となると城之内邦雄、内海哲也の各7度を抜き、江川卓に並ぶ球団9位タイに浮上する。

 ▼菅野 最後の登板で0に抑えられて良かったです。来年に向けてこれからもしっかりとやっていきたいと思います。

続きを表示

2022年10月2日のニュース