知徳、悲願の東海切符逃す 3位決定戦でコールド負け

[ 2022年10月2日 19:25 ]

第75回秋季高校野球静岡県大会3位決定戦   知徳0―7(7回コールド)加藤学園 ( 2022年10月2日    草薙 )

<知徳・加藤学園>ピンチにマウンド上でベンチからの初鹿監督の指示に答える知徳ナイン
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 知徳が17年前の第58回大会同様、4強入りから連敗。悲願の東海切符を逃した。毎回のように攻撃時には円陣を組み、ナインを鼓舞し続けた初鹿文彦監督(47)は「力がない中で、よくここまで来ました。バッターが振るいませんでした」と潔く完敗を認めた。

 相手のエース左腕・大木漣(2年)を最後まで攻略できず散発4安打零敗。準々決勝まで粘り強かった打線が準決勝、3位決定戦と尻つぼみになった。主将の高橋大海一塁手(2年)は「全体的に初球からバンバン行こうと空回りした。(大木投手の)低めの変化球に手を出してしまいました」と反省。続けて「大事なところで点が取れなかったことが敗因です」と悔しさをにじませた。

 それでもエースとして成長した1メートル96の長身右腕・小船翼と左腕・原田勇磨の投手陣は1年生。さらなる進化は期待できる。リーダーは「ひと冬で“知徳変わったな”と言われるよう頑張ります」と視線を上げた。

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2022年10月2日のニュース