巨人・岡本和真 今季ラスト打点は押し出し死球 2年連続セ界2冠から無冠のシーズン終わる

[ 2022年10月2日 19:09 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2022年10月2日    横浜 )

<D・巨>3回、押し出し死球を食らう岡本和(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の岡本和真内野手(26)が今季最終戦となったDeNA戦(横浜)に「5番・三塁」でフル出場。打撃不振に苦しんだシーズンを終えた。

 2020年に31本塁打&97打点、21年に39本塁打&113打点で2年連続セ・リーグ2冠王を獲得。昨季は3学年下に当たる村上(ヤクルト)と本塁打王のタイトルを分け合い、打点ではわずか1点上回っての2冠だった。

 今季は体調不良により4月12日のDeNA戦(那覇)でベンチ外となり、2020年9月18日のDeNA戦(横浜)から続いていた球団歴代4位のスタメン連続4番が204試合でストップしたものの、3・4月に最も活躍した選手に贈られる「大樹生命月間MVP賞」を初受賞するなど順調なスタートを切ったかに見えた。

 だが、5月は一転して月間打率・180と苦しみ、6月に復調したものの、7月は再び打撃不振に。7月20日のヤクルト戦(神宮)後には多くのチームメートらとともに新型コロナウイルス陽性判定を受け、隔離療養となった。復帰後も打撃不振が続き、8月11日の中日戦(バンテリンD)から4番を外れて8試合連続で6番に入り、同20日から5番へ。代わりに4番へ入った中田翔内野手(33)が最後まで主砲を務め、岡本和は5番で今季を終えることになった。

 この日は4試合ぶりのノーヒットに終わったが、3回には2番手右腕・ロメロから左肘付近に死球を受け、押し出しで1打点。今季最後の打点が今季9個目の死球によるものとなった。

 今季成績は140試合に出場して打率・252(520打数131安打)、30本塁打、82打点。昨季、熾(し)烈なタイトル争いを繰り広げた村上は令和初、史上最年少22歳での3冠王が決定的となっており、苦しいシーズンを送った岡本和とは対照的な結果となった。だが、岡本和も9月半ばからは調子を徐々に取り戻し、9月24日の中日戦(バンテリンD)では相手先発左腕・小笠原から2回に同点の30号ソロ。右打者としては球団初で“原辰徳超え”となる5年連続30本塁打を達成するなど意地を見せた一年でもあった。

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2022年10月2日のニュース