近江は初戦敗退 今秋ドラフト上位候補・山田陽翔の高校野球が終わる

[ 2022年10月2日 15:16 ]

栃木国体 1回戦   近江5―6国学院栃木 ( 2022年10月2日    宇都宮清原 )

<近江・国学院栃木>9回、適時二塁打を放つ近江・山田(撮影・藤山 由理)
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 開催県の国学院栃木が近江を破り、準決勝に進んだ。1―4の7回に一挙5点を奪って逆転。9回は1点差に迫られたがしのいだ。

 その9回、最後の意地を見せたのが近江・山田陽翔だ。夏の甲子園やU18の疲労を考慮され、登板はなく「4番右翼」でフル出場。9回2死一塁、カウント0―2という“あと1球”のシチュエーションから左翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち、内野スタンドを埋めた観衆をどよめかせた。

 「負けてはしまったんですけど、この仲間たちと野球をすることができて良かった」

 すでにプロ志望届を提出済みで、20日のドラフト会議での指名を待つ。投手に自信を持ちつつも「指名していただいた球団に求められることを最大限にやっていきたい。自分自身の可能性を自分自身でつぶすことはない」と野手としての道を断っているわけではない。「みんなに“ありがとう”と伝えたい」とチームメートへの感謝と柔和な笑みでラストを締めくくった。

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2022年10月2日のニュース