ヤ軍ジャッジ ア・リーグ新62号は2日続けて持ち越し 指揮官「ストライクゾーンをコントロール」と評価

[ 2022年10月2日 17:12 ]

8回、空振り三振に倒れたヤンキースのジャッジ(AP)
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 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)が1日(日本時間10月2日)、本拠地オリオールズ戦に「1番・右翼」で出場し、2打数0安打2四球1死球だった。1961年にロジャー・マリス(ヤンキース)が記録したア・リーグのシーズン最多本塁打記録61本を上回る62号は2日続けて持ち越しとなった。ヤンキースは8―0で勝った。

 
 10月1日は61年前の1961年にマリスが61号を放った日。そのアニバーサリーにジャッジの62号の期待が高まったが、この日はオリオールズの投手陣にまともに勝負をしてもらえなかった。

 右腕ボースに対して初回に死球、2回に四球で歩かされ、4回の第3打席は3ボール2ストライクから空振り三振。2番手のワトキンスに対しても7回は四球で、8回の第5打席は3ボールから際どい球で攻められて空振り三振に終わった。ボール1球ごとに4万5428人のブーイングが飛び交う騒然としたスタジアムで、ジャッジが捉えられる好球はごく限られていた。

 すでに地区優勝が決まった現状でも、ボール球にはほとんど手を出さず、辛抱強く四球を選ぶジャッジ。その姿勢をアーロン・ブーン監督は「ボールを追いかけてしまうと打つのは難しくなる。プランを持って打席に立ち、ストライクゾーンをコントロールしている」と高評価した。

 ただ、過去7戦で13四球と四球は急増しており、残り5戦の本塁打記録への挑戦の成否は、相手投手の意思にもかかってきそうだ。(杉浦 大介通信員)

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