巨人・中島宏之 40歳、20年目のシーズンが終わる チームも白星締め

[ 2022年10月2日 17:31 ]

セ・リーグ   巨人3―2DeNA ( 2022年10月2日    横浜 )

巨人・中島
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 巨人の中島宏之内野手(40)が今季最終戦となったDeNA戦(横浜)に代打で登場。守備にはつかずベンチへ下がり、プロ20年目のシーズンを終えた。

 3―0で迎えた6回、先頭打者として打席が回った先発右腕・菅野の代打で登場。この回から登板した4番手左腕・東がフルカウントから投じた9球目、内角への144キロ直球に右飛に終わった。

 前日の同戦では初回の巨人攻撃中にアクシデントに見舞われた。1番・吉川が相手先発左腕・今永の投じた5球目をファウル。これが三塁側の巨人ベンチにライナーで飛び込み、中島の体に当たった。

 ベンチ内で尻もちをついた中島はしばらく動けず。3番・丸、4番・中田らが心配そうに集まってベンチ内が騒然とする中、胸のあたりを手で押さえながら何とか立ち上がり、自力で歩いてベンチ裏に消えた。3回にはベンチに戻ったが、0―1敗戦の中で最後まで出番なし。チームは5年ぶりBクラスとなる4位が確定し、逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出を逃した。中島にとっても無念の敗戦だった。

 チーム最年長選手として迎えた今季は4月27日のDeNA戦(横浜)で26打席目に飛び出した待望の今季1号が39歳8カ月での満塁アーチ。阿部慎之助が2018年に39歳5カ月で放った球団最年長満塁弾記録を更新した。5月17日の広島戦(宇都宮)ではサヨナラ打。その後も時には先発で、時には代打の切り札として抜群の存在感を放っていたが、7月14日に今季初めて出場選手登録抹消となり、原監督は「チーム事情ですね。ピッチャー陣が、というところでね」と中島と話もした上で抹消したと説明。抹消中に新型コロナウイルス陽性判定も受けたが、隔離療養を経て8月23日に再登録された。

 8月30日のヤクルト戦(京セラD)で昨季開幕直前まで同僚だった左腕・田口から通算349本目の二塁打。9月2日の阪神戦(甲子園)では9回に代打で登場し、延長戦に持ち込む同点打を左前に放っていた。今季は62試合に出場して打率・242(99打数24安打)、1本塁打、20打点だった。

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2022年10月2日のニュース