巨人1位指名“公言”の高松商・浅野 熱戦に敗れ高校野球に別れ

[ 2022年10月2日 21:06 ]

栃木国体 1回戦   下関国際8―6高松商 ( 2022年10月2日    宇都宮清原 )

<高松商・下関国際>試合終了後、目を潤ませる高松商・浅野(撮影・藤山 由理)
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 巨人が今秋ドラフト1位指名を“公言”した高松商・浅野翔吾は5打数2安打も、下関国際との熱戦に敗れ高校野球に別れを告げた。

 巨人・岸敬祐スカウトも視察する前で、6回2死一塁では右飛に倒れたが、あと少しで柵越えの大飛球で持ち味を発揮。8回1死一、二塁では右前打を放って好機を広げ、暴投で二塁に進んだ後、次打者の左前適時打では夏の甲子園でも披露したイチロー氏直伝の走塁で本塁へヘッドスライディングし生還。この回一挙4得点の立役者となった。

 惜しくも2点及ばず初戦敗退となったが、試合後はナインから「ありがとう」と伝えられ、思わず涙。「いろんなことがこみ上げて、泣いてしまった。最後こういう、高商らしい粘り強さも出せたので良かった」とすがすがしい表情。巨人が“公言”したことでドラフト1位は確実とみられているが、今月20日のドラフト会議へ向けては「まだ実感がないんです」と率直な心情を吐露。「長距離というより、ホームランもヒットも打てる中距離打者としてやっていきたい」とプロで目指す打者像を掲げた。

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2022年10月2日のニュース