オリは2年連続の珍V 今季はメークミラクル上回る“数字” 昨年はマジック未点灯で無観客胴上げ

[ 2022年10月2日 21:33 ]

パ・リーグ   オリックス5-2楽天 ( 2022年10月2日    楽天生命 )

<楽・オ>ベンチで笑顔の中嶋監督(撮影・篠原岳夫)
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 オリックスが2日、楽天戦に勝利し、大逆転でパ・リーグ連覇を達成した。球団の連覇は、イチローを擁した95、96年以来。来季はいよいよ75~78年に4連覇(75~77年は日本一)して以来の3連覇を目指す。また、オリックスの優勝は2年連続で珍しい形でもあった。

 今季は開幕戦で勝利し首位に浮上したのを最後に、中盤は失速。5月11日の時点で1位の楽天から11・5ゲーム差の4位だった。2度目に首位に立ったのは9月10日。10ゲーム差以上をはね返して首位に立つのは16年日本ハム以来延べ16球団目で球団初のことだ。だが、翌日のソフトバンク戦に敗れ、1日で首位から陥落。再び首位に立ったのは優勝が決まった10月2日で、首位在位は開幕戦勝利の3月25日、9月10日に次いで3日しかない。これはメークミラクルと言われた08年巨人、19年西武の11日を下回り最少となった。

 昨年は全日程を消化したうえで、ロッテの状況を見守った。全日程終了後に他球団の結果待ちで胴上げとなった他力優勝は、過去に66年南海、88年西武の2球団だけで、オリックスは史上3球団目という非常に珍しいケースだった。最後は9月27日の楽天戦でロッテが敗れ、オリックスの25年ぶりの優勝が決まり、京セラドームで控えていた選手たちは無観客での胴上げ。また、優勝マジックが一度も点灯しないままの優勝でもあり、前年度最下位からの優勝は同年ヤクルト以来9チーム目という珍しいケースが幾重にも重なった。

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2022年10月2日のニュース