今年もオリは中嶋マジック! 長嶋茂雄、森祇晶と並ぶ伝説の指揮官になった

[ 2022年10月2日 21:32 ]

パ・リーグ   オリックス5-2楽天 ( 2022年10月2日    楽天生命 )

<楽・オ>5回、伏見の適時打でガッツポーズを見せる中嶋監督(右)(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 オリックスが2日、楽天戦に勝利し、大逆転でパ・リーグ連覇を達成した。球団の連覇は、イチローを擁した95、96年以来。来季はいよいよ75~78年に4連覇(75~77年は日本一)して以来の3連覇を目指す。

 中嶋監督は就任1年目からこれで2年連続の優勝となった。これは、36年秋、37年春の巨人・藤本定義監督、86~88年の西武・森祇晶監督に次いで3人目だ。最下位→優勝→優勝は、75~77年の巨人・長嶋茂雄監督、20~22年ヤクルト・高津監督に続き3人目になるが、前年最下位のチームを引き継いでの2連覇は中嶋監督が初めて。伝説の指揮官とも言えそうだ。

 9月17日、首位ソフトバンクとの3連戦初戦だった。3ゲーム差で追うオリックスは開始直前、珍しく中嶋監督が選手を集めて声をかけた。「勝ち負けはこっちが責任を取るから思い切っていけ」。覚悟を決めたナインは結束を一段と強めた。

 昨季本塁打王の杉本の不振や新型コロナウイルス感染による離脱者が続出で前半戦は苦しんだ。それでも、調子とデータに基づいた140通りの日替わり打線で現状を打破。見事なタクトで逆転Vを演出した。

続きを表示

2022年10月2日のニュース