オリ連覇 87歳・宮内オーナー 有終の“舞い”2年連続の胴上げ「私まで胴上げされて幸せすぎる」

[ 2022年10月2日 22:00 ]

パ・リーグ   オリックス5-2楽天 ( 2022年10月2日    楽天生命 )

胴上げされる宮内オーナー(撮影・篠原岳夫)
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 オリックスが2日、楽天戦に勝利し、大逆転でパ・リーグ連覇を達成した。球団の連覇は、イチローを擁した95、96年以来。来季はいよいよ75~78年に4連覇(75~77年は日本一)して以来の3連覇を目指す。

 試合後、グラウンドで中嶋監督と熱い握手をかわしたオリックス・宮内義彦オーナー(87)は、選手たちの手で5回、宙を舞った。

 「やっぱり野球というのは、筋書きのないドラマですね。しかしまあ、本当によくやってくれました。私まで胴上げされて、幸せすぎるなと思っています」

 1月に今季限りでの退任を発表し、オーナーとして迎えるシーズンはこれが最後だった。阪急を買収した88年11月に就任し、現12球団のオーナーでは最古参。25年ぶりに宙を舞った昨秋の胴上げを「一つの区切りだと思った」と明かしていた。

 「こんなに気持ちのいい夜を過ごすのは25年ぶり」と昨年は感無量の面持ちだったが、今季もうれしい秋を迎えた。

 ◇宮内 義彦(みやうち・よしひこ)1935年(昭10)9月13日生まれ、兵庫県出身の86歳。関学大卒。商社の日綿実業(現双日)を経てオリエント・リース(現オリックス)入社。80年12月に代表取締役社長兼グループ最高経営責任者(CEO)、00年4月に代表取締役会長兼CEO就任。14年6月からシニア・チェアマン。88年の阪急ブレーブス買収後にオーナー就任し、会長退任後もオーナーは続投。

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2022年10月2日のニュース