【データで見るオリ・由伸】稲尾、ダル、松坂以来となる快挙達成 “打てっこない投手”の勲章

[ 2022年10月2日 21:40 ]

パ・リーグ   オリックス5-2楽天 ( 2022年10月2日    楽天生命 )

オリックス・山本
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 オリックスが2日、楽天戦に勝利し、大逆転でパ・リーグ連覇を達成した。球団の連覇は、イチローを擁した95、96年以来。来季はいよいよ75~78年に4連覇(75~77年は日本一)して以来の3連覇を目指す。

 Vのけん引役となったのは、山本由伸投手(24)で間違いない。昨年に続き、投手4冠(最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、勝率第1位)が確定。複数回の4冠達成はプロ野球史上初の快挙となる。

 今年は15勝、勝率・750、205奪三振、防御率1・68。昨年は18勝、防御率1・39、206奪三振で、勝率・783。昨年に比べると数字が落ちているが、内容はそん色ない。2完封のうち6月18日の西武戦はノーヒットノーラン。7回以上で自責点2以下のハイクオリティースタートも26試合で20度は昨季と同じ。8回無失点で交代した試合も5度あり、今季はあえて完封しなかったともいえる。リーグ最多の193回を投げて暴投0も特筆ものだ。

 また9回あたりの被安打数を示す被安打率は3年連続リーグ最少で、3年以上連続は56~58年稲尾和久(西鉄)、99~01年松坂大輔(西)、07~11年ダルビッシュ有(日)以来4人目。抜群の球威で大投手たちと肩を並べことになる。

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