巨人零敗でBクラス確定 原監督「一言で言うと、悔しい」政権下で初めてCS進出逃す

[ 2022年10月2日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人0―1DeNA ( 2022年10月1日    横浜 )

<D・巨>DeNAに敗れ厳しい表情の原監督(撮影・島崎忠彦)
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 今季142試合目。勝てばAクラス入りへ望みがつながっていた一戦で、打線がわずか3安打に抑えられ、11度目の零敗。17年以来5年ぶりのBクラスが決まった。原監督は「一言で言うと、悔しい。ですね。うまくかみ合わなかった。非常に苦しいシーズンだったということですね。まあとにかく悔しいということですね」と厳しい表情で語った。

 0―1の8回無死満塁の絶体絶命のピンチで守護神・大勢を投入。新人右腕は3者連続で空振り三振を奪い、最後の攻撃への流れをつくった。その最終回、先頭の坂本が左前打で続く丸が四球。だが、4番・中田が左飛で岡本和は三ゴロ併殺に倒れ、天を仰いだ。投手陣の粘りに打線が応えられない展開に、指揮官は「なかなか一本が出ませんね。何とか、何とか同点にというね。0点だとやっぱりなかなか支配できないね」と悔やんだ。

 今季は打線は丸、中田、岡本和、ポランコ、ウォーカーの5選手が20発をクリアするなどリーグ3位の545得点も、投手陣はリーグワーストの587失点。山崎伊、堀田ら8投手がプロ初勝利を挙げたが、2桁勝利を挙げたのは戸郷だけ。菅野は9勝と盛り返したものの2本柱を確立できなかったことがシーズン3度の5連敗にもつながった。最大11あった貯金を吐き出し、2年連続の負け越しとなった。

 原監督は3年契約の1年目で自身が指揮を執るシーズンでは初めてCS進出を逃した。課題が噴出した2022年。2日の同戦で今季の全日程を終えるチームは、11月の宮崎秋季キャンプから来季への巻き返しを期す。(川島 毅洋)

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2022年10月2日のニュース