阪神・平田2軍監督 連覇のポイントはウエスタン最多セーブの二保「骨折しながらも左手で。生き様だよ」

[ 2022年10月2日 17:58 ]

ウエスタン・リーグ   阪神1―6広島 ( 2022年10月2日    由宇 )

阪神平田2軍監督
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 2年連続のウエスタン・リーグ優勝を決めている阪神は1―6で敗れ、66勝39敗5分けで全日程を終えた。タイトルも確定した中で、平田2軍監督は最多セーブの右腕・二保が9月22日のオリックス戦で打球が右手に直撃しながらも左手で一塁送球してアウトにしたプレーを絶賛し、連覇のポイントに挙げた。

 以下は阪神・平田2軍監督との一問一答。

 ――最終戦振り返って
 「及川がまずまずのピッチングをしてくれた(6回を投げて3失点)ので、ストレートもちょっとずつ戻りつつあるので、いい意味で及川にとったらよかった最後ね」

 ――ガンケルは7回から登板も2回3失点
 「左バッターといい、本来のガンケルのスピード、キレはまだ本来の調子じゃないな。右バッターにも打たれるもんね。そこはもうちょっと」

 ――全日程終わって、タイトルも確定した。
 「(最多セーブの)二保のおかげでね、抑えがちょっとってところで二保が抑えをやり出してからこういういい成績になった。今年のポイントは二保。最後(9月22日オリックス戦の9回に打球が直撃して)骨折しながらも左手で投げたあのマウンドでの姿というのは、この優勝に繋がった。気迫あるピッチングというかな、あれが二保の生き様だよ。若い選手たちには、あの落として左手で投げたあのオリックス戦は一つのポイントになった。あれ引き分けだもん。二保が抑えで頑張ったことが、優勝に繋がったと思う」

 ――村上も防御率と勝率の2冠
 「一昨日は優勝(のかかる試合)ということで力みがあったけど、2年間コンスタントに力を発揮してくれて。まあ、あとは一軍でもう少しストレートの力というかそういうところの課題を克服して行かなあかんな。本当に2年間このコンスタントに(村上)頌樹は成績を収めてくれてるよ。ファームでね」

 ――4番・井上の1年間の成長は
 「後半前川が入ってきて刺激になって、ちょっと調子上がってきてっていうところがあったし、彼ずっと努力してやっていたんでね、だから4番も外さずに。日高コーチが今季よくやってくれていたおかげだ。彼はまだまだこれからよ。3年目終わってクライマックスも、いつチャンスあるかわからないし、去年ファーム選手権あいつ(故障で)でれてないねん。そういった意味でも去年骨折して出れていなかった分もファーム選手権でアピールしてほしいな」

 ――ファーム選手権まで少し間が空く
 「もうすぐだよ、火、水と社会人、独立と練習試合やってすぐ出発してってところなので、楽しみやね。非常にね」

 ――最後は一塁側へ整列し、由宇球場に駆けつけたファンへ挨拶
 「お客さんたくさんこの3日間来てくれて、最後ファンの皆さんに挨拶してってことでしたんだけど、まあそういうことや。ファーム選手権楽しみにしてて」

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