【指名サプライズ】本指名独立L唯一!史上2位タイ上位の中日3位!「火の国サラマンダーズ」石森大誠

[ 2021年10月11日 22:52 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2021年10月11日 )

中日から3位指名を受け、熊本城をバックにポーズを取る石森大誠(撮影・中村 達也)
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 プロ野球のドラフト会議は11日に東京都内で開催され、中日が3位で火の国サラマンダーズの石森大誠投手(23)の交渉権を獲得。産声を上げて1年で、九州アジアリーグから初めてのNPBプレーヤーが誕生することが確実となった。

 今ドラフトで本指名を受けた選手は77人。その中で唯一、独立リーグから指名を受けた石森。しかも3位。過去の独立リーグからの最上位指名は13年の中日2位・又吉克樹(四国IL・香川オリーブガイナーズ)で、17年の西武3位・伊藤翔(四国IL・徳島インディゴソックス)、19年の同じく西武3位・松岡洸希(BCリーグ・埼玉武蔵ヒートベアーズ)らが続く。

 石森は最速155キロを誇るサウスポー。遊学館時代の15年夏に甲子園の土を踏み、山形県の東北公益文科大に進んだ。ドラフト前に注目されながら指名漏れの悔しさも味わった苦労人。

 九州アジアL活動1年目からNPBへの道を切り開いた「パイオニア」に対して中日の与田監督も「奪三振率が高い。左で即戦力」と高い期待を口にした。阪神、西武、広島と3球団を渡り歩いた江草仁貴氏が公募に応募して採用された“名付け親”でも知られる「火の国サラマンダーズ」期待の“熊本のドクターK”が、プロ野球の世界でも火の玉で三振の山を築く。

 ◇石森 大誠(いしもり・たいせい)1997年(平9)12月3日生まれ、石川県宝達志水町出身の23歳。遊学館、東北公益文科大を経て、昨年に熊本ゴールデンラークスに入団。昨秋の都市対抗予選の沖縄電力戦で152キロを記録し2回零封デビュー。Honda熊本の補強選手に選ばれたが登板はなかった。今年から火の国サラマンダーズでプレー。1メートル78、79キロ。左投げ左打ち。

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2021年10月11日のニュース