DeNA1位指名の市和歌山・小園「シーズン20勝勝てる投手になりたい」

[ 2021年10月11日 17:54 ]

DeNAから1位指名を受けた小園健太(左)とロッテから1位指名を受けた松川虎生(右) (撮影・後藤 大輝)
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 プロ野球のドラフト会議(新人選手選択会議)は11日に東京都内で開催され、市和歌山の小園健太投手(18)はDeNA、阪神の2球団の競合の末、DeNAが交渉権を獲得した。

 小園は「本当にホッとしています。指名していただいたことがとてもうれしかったので、とてもドキドキしながら見ていました」と安堵の表情を見せた。

 最速152キロの直球にスライダー、ツーシーム、カットボールなど多彩な変化球を織り交ぜる完成度の高い投球術が持ち味の右腕。今春選抜の県岐阜商との1回戦では完封勝利を飾るなど「高校ビッグ3」の中でも完成度への評価は最も高い。

 改めて自分の持ち味を問われた小園は「どの球種でもストライクを取れることであったり、ピンチの場面でギアを入れられる」と力強く話した。

 プロでの目標については「先発投手としてシーズンを通して2桁勝てるような、球界を代表する投手になりたい。シーズン20勝勝てる投手になりたいです」と宣言した。

 半田真一監督からは「2人揃って1位指名、これほどうれしいことはない。彼らにはふさわしい努力と成果を求めてやって欲しい」とエールを送られた。

 ◇小園 健太(こぞの・けんた)2003年(平15)4月9日生まれ、大阪府貝塚市出身の18歳。小1から野球を始める。中学時代は貝塚ヤングでプレーしエースだった3年夏に全国大会優勝。市和歌山では1年春からベンチ入りし2年秋からエース。1メートル85、90キロ。右投げ右打ち。

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