DeNA、市和歌山の小園健太を1位指名 最速152キロの直球に加え、多彩な変化球を操る即戦力右腕

[ 2021年10月11日 17:25 ]

完成度の高い市和歌山・小園

 プロ野球のドラフト会議は11日に東京都内で開催され、阪神とDeNAが1位で市和歌山の小園健太投手(18)を指名。抽選の結果、DeNAが交渉権を獲得した。

 2球団競合の末、交渉権を勝ち取ったDeNA・三浦大輔監督は「小園君、一緒にベイスターズを強くしていきましょう」とメッセージを送った。

 今春は選抜に出場。今夏は和歌山大会決勝で智弁和歌山に敗れたが、「世代No・1投手」との声も挙がった。最速152キロのストレートはもちろんだが、スライダーやカットボール、ツーシームなどの変化球も絶品だ。

 小学校時代はホークスのファンクラブに入っていた。また、母方の祖母が宮崎在住で、中学校卒業直前には春季キャンプで甲斐からサインをもらったこともあるという。目指すは即戦力で、「先発投手としてローテーションに入って、2桁勝利できる投手になりたい」と力強く抱負。憧れのプロの世界を前にしても、臆するところは全くない。

 ◇小園 健太(こぞの・けんた)2003年(平15)4月9日生まれ、大阪府貝塚市出身の18歳。中央小1年から「R.I.C.A.」で野球を始める。中学時代は貝塚ヤングでプレーして、エースだった3年夏に全国大会優勝。市和歌山では1年春からベンチ入りして2年秋からエース。今春の選抜に出場。最速152キロ。1メートル85、90キロ。右投げ右打ち。

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2021年10月11日のニュース