今年も高校生! オリックス1位は高知・森木有力 絶対エース・由伸に続く右腕獲得は補強ポイント

[ 2021年10月11日 05:30 ]

オリックスの1位指名が有力な高知・森木

 オリックスは10日、都内でドラフト会議前日の会議を開き、1位候補を4人に絞り込んだ。会議に参加した福良淳一GMは「そこ(素材型か即戦力か)で決まっていない。当日ギリギリまで、もう一回話し合って決めます」と直前まで熟考する考えを示した。

 昨季までの2年連続最下位から今季は25年ぶりリーグ優勝が見えるほどの大躍進。原動力として宮城、田嶋、山崎福ら左投手が先発陣で台頭した一方、山岡の離脱もあって右投手で先発ローテーションを守り続けているのは山本しかいない。絶対エースに続く右腕の獲得は補強ポイントの一つと言える。

 そこで、好素材が豊富な高校生投手の指名に踏み切る可能性は十分あり得る。球団は高知・森木大智、市和歌山・小園健太、ノースアジア大明桜・風間球打を最上位候補としてリストアップ。素材型右腕はチーム事情と合致する。18年太田、19年宮城、昨年の山下と3年連続で高校生を1位で指名獲得しており、4年連続になれば分離ドラフト期を除き球団史上初となる。

 一方で、西日本工大・隅田や上武大・ブライトら大学・社会人から複数人を上位候補として評価し、両にらみの構えだ。全体の指名人数は5~6人を予定し、福良GMは「明日、監督も入りますしね。話し合って」と結論を保留。他球団の動向も探りながら、慎重に見極める姿勢だ。

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2021年10月11日のニュース