大野豊氏 自身の球団記録に並んだ広島・栗林を称賛「メンタルがタフで、総合力が高い」

[ 2021年10月11日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3ー1巨人 ( 2021年10月10日    マツダ )

大野豊氏
Photo By スポニチ

 栗林が加入した時点で課題の抑えを任せたらいいと思っていた。想像以上だった。記録は破られるためにある。このまま抜いて、はるか遠くまでいってほしい。

 栗林は直球の強さがあり、フォークボールという武器がある。抑えに必要な適性だが、カットボールやカーブも精度が高く、フォークの調子が悪ければ切り替えて投球できる。メンタルもタフで、総合力が高い。47試合で防御率0・39。1年目で立派という水準ではなく、歴戦のクローザーと比べても出色の数字と言っていい。

 91年は久しぶりのリリーフ復帰。ダブルストッパーを組むはずだった津田恒実が病気のため4月に離脱した。津田のために…という気持ちがあったし、見えない力に背中を押された。津田が後押ししてくれた…と今でも思う。(スポニチ本紙評論家)

続きを表示

この記事のフォト

2021年10月11日のニュース