西武 西日本工大・隅田知一郎の交渉権獲得!4球団競合制す 大学No・1左腕「九州のドクターK」

[ 2021年10月11日 17:25 ]

西日本工大の隅田(撮影・河野 光希)
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 プロ野球のドラフト会議は11日に東京都内で開催され、西日本工大の隅田知一郎投手に対して、西武、広島、巨人、ヤクルトの4球団が1位入札。抽選の結果、西武が交渉権を獲得した。

 最速150キロを誇る直球と、チェンジアップ、スライダーを軸にカーブ、カットボール、ツーシーム、スプリットなど多彩な変化球も操る隅田は、「大学No・1左腕」の呼び声が高い。インステップ気味に踏み出す特徴的なフォームに加え、縦の変化は一級品で、右打者も苦にしないのが強み。内外角に投げ分ける技術と緩急で、打たせて取る器用さもある。

 12球団から調査書が届くほどの逸材。注目度がぐんと上がったのが、6月の全日本大学野球選手権だ。1回戦の上武大戦で0―1で敗れたものの、毎回となる14三振を奪って完投。全国の舞台で「九州のドクターK」として注目された。

 12球団では、先陣を切って西武が8日に1位指名を公言した注目の左腕の進路が決まった。

 ◇隅田 知一郎(すみだ・ちひろ)1999年(平11)8月20日生まれ、長崎県出身の22歳。小2から「大村クラブ」で野球を始め、西大村中では軟式野球部に所属。波佐見では3年夏に甲子園に出場し、初戦敗退。西日本工大では1年春にリーグ戦デビュー。1メートル76、76キロ。左投げ左打ち。

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