広島、三菱重工Westの森翔平を2位で指名 多彩な変化球を持つ左腕はDeNA今永に憧れる「脱力派」

[ 2021年10月11日 18:06 ]

三菱重工West・森翔平
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 プロ野球のドラフト会議は11日に東京都内で開催され、広島が三菱重工Westの森翔平投手(23)を2位で指名。交渉権を獲得した。

 しなやかなフォームからリリースされたボールは、見るからに切れ味が鋭い。MAXは150キロでも、本人は球速をそれほど重要視していない。目指すスタイルは、DeNAの今永。同じサウスポーで、サイズもほぼ一緒。動画でフォームなどを研究し、投手として進むべき「バイブル」にしている。

 カーブ、カットボール、フォーク、チェンジアップ…。「脱力」を投球のテーマに、多彩な変化球を操る左腕は、都市対抗予選でもエースの働きを見せ、チームを2年ぶりの本戦出場へ導いた。すでに完成品の23歳。22年シーズンの早い時期から、その雄姿をプロのマウンドで見られるのは間違いない。

 ◆森 翔平(もり・しょうへい)1998年(平10)1月1日、鳥取県鳥取市出身。小1から野球を始め、青谷中では「鳥取クラウンボーイズ」でプレー。鳥取商では1年夏からベンチ入りも甲子園出場なし。関大では3年春からリーグ戦に登板し、4年時には神宮大会準優勝の原動力となった。三菱重工Westでも入社1年目から主戦。同年の都市対抗でNTT西日本の補強選手として2試合登板。遠投100メートル。1メートル77、80キロ。左投げ左打ち。

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2021年10月11日のニュース