DeNA、ドラフト会議で法大・山下「一本釣り」狙う 最速152キロ左腕

[ 2021年10月11日 05:30 ]

<立大・法大>7回2失点の好投を見せた法大先発の山下輝(撮影・久冨木 修)      
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 DeNAは11日のドラフト会議で、最速152キロ左腕、法大・山下輝の「一本釣り」を狙う。

 10日に横浜市内で最終のスカウト会議を終え、進藤達哉編成部長が取材対応。「1位候補を5、6人に絞り込んだ」と話したが、その中でも山下を最上位クラスに位置づけた。

 150キロ超えの直球に加え、東京六大学秋季リーグ初登板となった10日の立大戦でも、切れのあるスライダー、ツーシームを披露。「即戦力」としての実力を見せつけた。

 リーグ最下位に低迷するDeNAは、防御率は12球団ワースト。まずは先発投手陣の再構築が最優先事項で、山下は是が非でも獲得したい逸材だ。

 今永昇太、浜口遥大、石田健大、東克樹、坂本裕哉と来季のローテーション入り候補は左腕がズラリ。それでも欲しい「金の卵」。球団は山下の単独指名を狙うが、競合となるケースも考えられる。その場合には、新任の三浦大輔監督が「抽選クジ」に参加予定。指揮官も「責任重大な役割を引き受けた。クジは右手で引きます。右利きなので」と、臨戦態勢は整えている。

 来季上位進出に必要なピース。大型左腕の獲得は不可避と言える。

 ◇山下 輝(やました・ひかる)1999年(平11)9月12日生まれ、千葉県出身の22歳。小3で野球を始め、岩根西中では軟式野球部に所属。木更津総合では2年春夏、3年夏の3度、甲子園出場。法大では3年春にリーグ戦デビュー。1メートル88、100キロ。左投げ左打ち。

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2021年10月11日のニュース