楽天ドラ1は昌平の吉野創士 ノムさんの“教え子の教え子” 通算56発の強打者 同校初のプロ誕生

[ 2021年10月11日 17:17 ]

昌平・吉野創士
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 プロ野球のドラフト会議は11日に東京都内で開催され、楽天が昌平(埼玉)の吉野創士外野手を1位で指名した。

 1年時から3拍子そろった外野手として注目を集めた吉野は高校通算56本塁打を誇る右の長距離砲。今夏は主に「3番・中堅」で出場し、武南との5回戦では先制の2ランを放つなどチームをけん引し、埼玉大会準優勝に導いた。

 昌平は甲子園こそ未出場だが、花咲徳栄、浦和学院など強豪ひしめく埼玉で近年、上位進出を続ける。黒坂洋介監督は、野村克也監督率いる社会人野球・シダックスでプレー。「野村ノート」をもとに、戦術的なマニュアルを選手に浸透させ、昨夏の代替大会は準優勝し、昨秋は関東大会に初出場。今夏は準優勝と着実に結果を残している。

 そんな指揮官の下、カウント別の打撃や、内角攻めへの対処などを指導を受け、吉野はスラッガーとして才能を開花させ、同校初のプロ野球選手誕生となった。

 そして、5年前に亡くなった祖父・忠雄さんからの最後の言葉「お前はプロに行って活躍する選手になってくれ」という約束を果たした。次は「プロで活躍する選手」になり、天国の祖父に活躍を届ける。

 ◇吉野 創士(よしの・そうし)2003年(平15)10月27日生まれ、千葉県浦安市出身の17歳。幼稚園年長で野球を始める。東野小では舞浜フェニックスでプレー。富岡中では東京城南ボーイズに所属し、3年夏は全国8強。50メートル6秒3、遠投105メートル。憧れの選手は楽天・浅村。1メートル86、79キロ。右投げ右打ち。 

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