阪神 4回から救援陣必死の継投も振るわず 馬場、及川、小川、アルカンタラで痛すぎる4失点

[ 2021年10月11日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4ー6ヤクルト ( 2021年10月10日    神宮 )

<ヤ・神>6回1死二塁、塩見(奥)に勝ち越し適時二塁打を浴びるアルカンタラ(撮影・北條 貴史)
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 2夜連続で敢行した必死の継投も実らなかった。阪神・矢野監督は、3回まで2失点のガンケルを早々と諦め序盤から救援陣を惜しみなくつぎこんだ。

 2点を勝ち越した直後の4回こそ2番手の馬場が零封も、回をまたいだ5回は塩見に中越えソロを被弾。1点差に迫られ、バトンを受けたのは7日のDeNA戦でソトに逆転2ランを浴びて以来の登板となる及川だった。ところが、青木、山田、村上に3連続四死球を与えて1死も取れずに降板。代わった小川も、オスナに同点の中犠飛を許した。

 6回には連投のアルカンタラが1死二塁から塩見に中越え適時二塁打を浴びて、ついに勝ち越されるなど痛恨の2失点。前夜は1点優勢の状況で岩崎、スアレスをそろって1年ぶりにイニングをまたがせる執念のリレーで白星を奪取したばかり。2点劣勢の8回には連投で岩崎を投入するしかなく、9回の攻撃中に準備を始めたスアレスにも出番は回らなかった。

 前夜との違いは投手陣全体で計9四死球と明らか。矢野監督も「フォアボールじゃ何も起こらん。打たれたわけじゃないんで」と苦い表情だった。

 《3与死球は今季最多》阪神の3与死球は今季最多で、7月7日ヤクルト戦(神宮)以来2度目。前回は二保→塩見(2回)、藤浪→宮本(6回)、岩田稔→青木(8回)。

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2021年10月11日のニュース