明桜・風間、ソフトバンクが交渉権! 世代最速157キロ右腕 18歳の誕生日に夢かなえた

[ 2021年10月11日 17:18 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2021年10月11日 )

指名を待つ風間球打(撮影・西海健太郎)
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 プロ野球のドラフト会議は11日に東京都内で開催され、ソフトバンクが世代最速の157キロを誇るノースアジア大明桜の風間球打(きゅうた)投手を1位で指名し、交渉権を獲得した。

 今夏の秋田大会は3試合に登板し26回を投げ32奪三振、失点はわずか3と圧倒。準々決勝の秋田戦では自己最速を4キロ更新して157キロを計測し、全国にその名が知れ渡った。

 初出場を果たした甲子園でも実力を遺憾なく発揮。初戦の帯広農戦では150キロを計測して2失点で完投勝利を挙げた。2回戦の明徳義塾戦は6回2失点で降板し、2―8で敗戦。それでも今年の甲子園最速152キロをマークした。

 最速157キロのストレートもまだ成長途中。明桜・輿石重弘監督は「160キロを連発するくらいの投手になれる。(将来的には)メジャーリーガーになってもらいたい」と太鼓判を押す。この日18歳の誕生日を迎えた「球」の名を持つ、野球の申し子。「ドラフト1位への思いがある。1位はなかなか厳しいが、成し遂げる気持ちでいます」と、夢だったドラフト1位でプロの扉を開き、忘れられない1日となった。

 ◇風間 球打(かざま・きゅうた)2003年(平15)10月11日生まれ、山梨県甲州市出身の18歳。小1から野球を始め、塩山中では笛吹ボーイズでプレー。ノースアジア大明桜で1年春からベンチ入り。遠投100メートル。50メートル走6秒7。憧れはエンゼルス・大谷。1メートル83、81キロ。右投げ左打ち。

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