Rソックスがバスケスのサヨナラ2ランで劇的決着 延長13回の死闘を制して王手

[ 2021年10月11日 10:49 ]

ア・リーグ 地区シリーズ   レッドソックス6―4レイズ ( 2021年10月10日    ボストン )

延長13回にサヨナラ2ランを放ったレッドソックスのバスケス(AP)
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 ワイルドカード・ゲームを制して勝ち上がってきていたレッドソックス(東地区2位=92勝70敗)が、第1シードのレイズ(東地区1位=100勝62敗)を延長13回の末に退けて2勝1敗。5時間14分におよぶ死闘を制して3季ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

 試合は両軍併せて16人の投手がマウンドに立つ総力戦。レッドソックスは13回裏、1死からハンター・レンフロー(29)が四球で出塁すると、途中出場していた捕手のクリスチャン・バスケス(31)がレイズ9番手で本来先発のルイス・パティーノ(21)から左中間に2ランを放って劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

 レイズは2―4で迎えた8回、新人ワンダー・フランコ(20)のソロ本塁打とランディー・アロザレーナ(26)のタイムリー二塁打で同点。13回表には2死一塁からケビン・キアマイアー(31)の右越え二塁打で一走のヤンディ―・ディアス(30)が生還したと思われたが、打球は右翼フェンスを直撃して戻ってきたあと、右翼手のレンフローの体に当たってブルペンに“Uターン”する形で入っており、グラウンドルール適用のエンタイトル二塁打となってディアスは三塁に戻された。このあとマイク・ズニーノ(30)はこの試合4つ目の三振に仕留められて無得点。その裏にバスケスに痛恨の一発を喫して敗れた。

 今季39本塁打を放っていたブランドン・ラウ(27)は打順を三番から一番に変えて起用されたが、この日も6打席で3三振。このシリーズは14打席でノーヒットとスランプに陥っている。

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