片岡篤史氏 改めて感じた首位ヤクルトの強さ 結果出ない佐藤輝は自分を変えて、乗り越えてほしい

[ 2021年10月11日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4ー6ヤクルト ( 2021年10月10日    神宮 )

本紙評論家・片岡篤史氏

 【片岡篤史 視点】セ・リーグの優勝争いを左右するにふさわしい大一番だった。両軍ともに全てを出し切った総力戦。4時間19分という長さを感じさせないほどだったが、勝ち越したヤクルトの強さを痛感した。

 阪神にとって絶対に落とせない試合であることは、前日のゲームで岩崎、スアレスが回またぎしたことを見ても明らかだった。普段とは違う緊張感がある中、選手たちは本当によくやったと思う。ただ一つ、少し悔いを残す場面があるとすれば勝ち越された6回の守りだろう。

 1死二塁から塩見に初球チェンジアップを中越え二塁打された。結果論になってしまうが、塩見は初球から積極的に振ってくるバッターである。チェンジアップが低めに来るとは限らないし、スライダー系の逃げるボールでも良かったのではないか。言うなれば1年間を左右するような場面。塩見に打たれて以降、リードがより慎重になっていっただけに、余計にあと少しの慎重さが欲しかった。梅野は紛れもなく、前半戦首位の立役者だ。彼にはもっと勝てる捕手になってもらわないといけないからこそ、打撃も含めより高いレベルを求めたい。

 4試合ぶりにスタメン起用された佐藤輝は1軍復帰を果たして以降、一塁側へのファウルが増えている。これは軸足に乗る時間が短いことで上体が前に行き、バットが外回りしていることを意味している。指導者はもちろん、本人も分かっているだろうが、これだけ結果が出なければ真摯(しんし)に結果を受け止め、自分から何かを変えなければいけない。打ち方、構え方、バット…。相手は変えてくれないのだから、自分の力で乗り越えてほしい。(スポニチ本紙評論家)

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