全日本大選手権 慶大逆転、正木先制弾含め4打点 10年ぶりの決勝

[ 2021年6月12日 14:23 ]

全日本大学野球選手権・準決勝   慶大10―6上武大 ( 2021年6月12日    神宮 )

<上武大・慶大>3回1死一塁、慶大・正木が先制2ランを放つ(撮影・村上 大輔)
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 慶大が4番・正木智也内野手(4年、慶応)ら打戦の奮起で、上武大に逆転勝ち。2011年、福谷浩司(中日)らを擁して以来、10年ぶり7度目の決勝に進出した。

 正木は3回1死一塁から先制の左越え2ラン。今大会初安打が痛烈なパンチとなった。6回には上武大・進藤雄也捕手(2年、筑陽学園)に満塁弾を喫し逆転されたが、7回に下山悠介内野手(3年、慶応)の右前適時打などで逆転に成功。再び追いつかれた8回には2死二、三塁から正木の左前2点打で勝ち越し、そのまま逃げ切った。

 打撃戦を制しての逆転勝ち。「上武大は強いから簡単には勝てないと思ったけど、きょうは選手が頼もしく見えた。正木も本当にいいところで打ってくれた」。堀井哲也監督がナインを褒め称えれば、4打点の正木も「全国大会でのホームランは初めて。あそこで1本打てて気持ちが楽になった」と振り返った。

 あすの決勝で慶大は1987年、エース志村亮を擁して以来、34年ぶり4度目の日本一へ挑む。

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2021年6月12日のニュース