オリ・由伸 自己最多15K 7回までパーフェク投8回零封6勝目 後輩・宮城からの突き上げに発奮

[ 2021年6月12日 05:30 ]

交流戦   オリックス4ー0広島 ( 2021年6月11日    京セラD )

<オ・広>15奪三振で15を作り決勝打のオリックス・杉本(左)と笑顔見せる山本(撮影・後藤 正志)
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 面白いように打者のバットは空を切った。オリックス・山本が自己最多の15奪三振で広島打線をねじ伏せ、8回2安打無失点で6勝目を挙げた。

 「制球力や変化球の精度は、いつもと全然違いましたし、力感もちょうどいいところで入れた間隔があった」

 7回までパーフェクト投球。まさに完璧な投球内容で、チームに18年7月21日以来、1056日ぶりとなる貯金をもたらした。

 試合開始と同時に奪三振ショーの幕は開けた。先頭の羽月をカーブで空振りの3球三振。2回先頭の鈴木誠から9番・野間まで6連続三振も奪った。8回無死、鈴木誠に中前打を許し、27年ぶり16人目の完全試合達成は逃したが「誠也さんは凄くいい選手なので、悔しいけど仕方ない」と即座に気持ちを切り替え、この回を無失点で終えた。15奪三振のうち空振りが12個。最速157キロ直球とフォーク、カットボール、そしてカーブとの緩急が効いた。

 2年目の宮城が9日の巨人戦で7回2死まで無安打投球。「宮城さん。19歳でなかなかいないですよね。尊敬、リスペクトです」。5年目の22歳だが、早くも若手からの突き上げを受ける立場となった。普段から仲はいいが「まだ負けません」とライバル心はある。宮城より長く無安打投球を続け、勝ち星の数を並べた。

 中嶋監督は「全てのボールをしっかり操って、完全に支配していた投球」と絶賛。今季2度目の4連勝で3年ぶりのリーグ単独3位に浮上し、交流戦単独首位に立った。12日にも11年ぶり交流戦優勝が決まる。大黒柱が栄誉への道筋を整えた。(桜井 克也)

 ≪田中将に並ぶ交流戦最多15K≫山本(オ)が8回無失点で自己最多の15奪三振。交流戦では11年5月20日ヤクルト戦の田中将(楽)に並ぶ最多記録になった。また、チームでゲーム15奪三振以上は、野田浩司が95年4月21日ロッテ戦でプロ野球記録となる19三振を奪って以来26年ぶり3人目、7度目だ。なお、8回までで15個目の三振を奪ったのは16年9月28日西武戦の大谷翔平(日=現エンゼルス)以来。

 ≪1056日ぶりの貯金≫4連勝のオリックスは18年7月21日以来、1056日ぶりの貯金1。リーグ単独3位は開幕直後を除いて同年6月18日以来1089日ぶりだ。交流戦10勝5敗1分けの勝率・667で単独首位に立ち、12日にも10年以来2度目の交流戦優勝が決まる。条件はオリックス勝利の場合、中日負け、DeNAと楽天が負けか引き分け。オリックスが引き分けでも中日、DeNA、楽天が負ければ決定する。

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