DeNA・浜口 2年ぶり男気完封、プロ最多138球4安打斬り 交流戦逆転V圏内3位浮上

[ 2021年6月12日 05:30 ]

交流戦   DeNA4―0日本ハム ( 2021年6月11日    札幌D )

<日・D>完封勝利を挙げ三浦監督に出迎えられる浜口(右)(撮影・沢田 明徳)
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 9回2死満塁。2年ぶり完封まであと1人だ。マウンドのDeNA・浜口には意地があった。先発ローテーション投手として、開幕投手として。「何としても完封したい」。その一心で腕を振った。

 プロ入り最多となる138球目は外角の138キロチェンジアップ。野村を中飛に仕留め、駆け寄った捕手の伊藤光と抱き合った。「任せたぞ」――。そう言って9回も送り出してくれた三浦監督と川村投手コーチの期待に、しっかりと応えた。

 序盤は「ボールを操れなかった」という。それでも初回2死一塁で要注意打者の近藤を146キロ直球で左邪飛。2回1死一塁では大田をチェンジアップの連投で三ゴロ併殺に仕留めた。尻上がりに調子を上げ、5回から8回まで打者12人に完全投球。一発出れば同点の9回も意地で乗り切った。

 責任感も男気もある26歳。エース・今永が出遅れた今季は直訴して開幕投手を務めた。だが気持ちが空回りしたのか、思うような結果が出ずチームも最下位に低迷。そんな中、あえて中5日でカード初戦に指名した三浦監督の起用も意気に感じた。チームは交流戦勝ち越しを決め、逆転V圏内の3位へ浮上。三浦監督も「チームにとって大きな完封」と手放しで絶賛した。

 左腕は2年ぶりの完封よりも「中継ぎのみんなを休ませられたのが一番うれしい」と言った。今永も戦列に復帰している今、浜口はこう続けた。「心強いけど、今永さん一人に責任を背負わせられない。同じ目線で引っ張っていけるようにしたい」。その言葉には交流戦の優勝、そしてリーグ戦での逆襲の予感が漂っていた。(秋村 誠人)

 《球団左腕14年ぶり》浜口(D)が今季チーム初の完投完封で4勝目。DeNA投手の交流戦完封は16年山口(現巨人)以来で、左腕では07年吉見祐治(当時横浜)以来14年ぶりだ。また、浜口は交流戦通算6勝目(0敗)でチーム交流戦勝利数3位に浮上した。

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