大谷 リアル3刀流でマルチ安打&5回2失点好投も2ボークに「久々にマウンドでイライラしてしまった」

[ 2021年6月12日 16:14 ]

インターリーグ   エンゼルス6ー5ダイヤモンドバックス ( 2021年6月11日    フェニックス )

試合後のオンライン会見に臨んだ大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は11日(日本時間12日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「2番・投手」で先発出場。今季9試合目の先発登板、今季6試合目の投打同時出場で、5回5安打2失点。降板後の6回は右翼の守備についた。自身3勝目はならなかったが、打っては3回に右中間適時二塁打、7回に右中間二塁打と4打数2安打1打点。チームは6回、9回に追いつかれながらも延長10回に1点を奪い、6-5で4連勝となった。

 大谷は試合後、直球とスプリットを多用したことについては「乾燥もすごくしていた。スライダーが抜け気味だなと感じていたので、真っすぐとスプリットで何とかだましだまし投げた感じ」と振り返った。3回の打席では右ひざに自打球を当てたものの、直後に適時二塁打を放ち、続けてマウンドにも上がったが、「やっている間はそんなに痛みはなかった。外野に行った時は多少集中力が切れて痛みがあった」と振り返った。

 5回には2四死球などで2死一、二塁とし、エスコバルの打席ではボークで二、三塁とすると、再びボークで失点。エスコバルに暴投振り逃げで2点目を失った。ボークとなった動作の確認はこれからとしながらも、「久々にマウンドでイライラしてしまった部分がある。まだまだだなと思う。どういう状況でも5回を投げ切ったという意味では納得できる部分もあるのかなと思う」と話した。

 マルチ安打に関しては「打球をあげようとは思っていない。いいフォームで打っていれば。逆方向の打撃打球というより、引っ張った」と語った。

 今季9試合目の先発登板となり、次の登板では2018年の登板数10試合に並ぶことになるが、「1試合1試合頑張りたいなと思う」と前を見据えた。

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